PREVENT

予防ケア

2人に1人は
ガンになる時代。
もしもの時に備えて
口腔ケアを行いましょう

CANCER

「がん」は、日本人の死因第1位の病気です。男性の2人に1人、女性の3人に1人が、生涯のうち何らかのがんになるといわれています。そう考えると怖いですが、だれでもなりうる身近な病気といえます。

がんができた場合、お口の中の衛生管理がきちんとできておらず、細菌が多い状態で抗がん剤治療を行うと、副作用が出やすくなってしまいます。

がん治療が始まってから、つまりお口の問題が起きてから副作用に対応するのは、決して簡単ではありません。そのためにも、がん治療が始まる前に、虫歯や歯周病など基本的な治療を終わらせておく必要があります。また、細菌をできる限り減らしておき、お口の中を清潔な状態に保つための口腔ケアに取り組んでおくことが大切になってきます。
普段から口腔ケアに取り組んでおけば、万一がんになったときでも、すぐに抗がん剤治療を始められます。

いぐち歯科クリニックでは口腔がん検診を行っています。お口の中に気になる症状がありましたら、放置せずすぐにご来院ください。

虫歯や歯周病を
防ぐための治療

PREVENT

お口の中の環境は、年齢とともに変化しています。それとともに、歯周病の感染率も高まり、歯を失う人も増えています。

80歳までに20本の歯を守るためにも、日ごろからの予防が欠かせません。とくにお口の中に汚れが残っているとにおいの原因に。虫歯や歯周病を引き起こすだけでなく、周囲の人に不快感を与えてしまいます。

当院では患者さんのライフステージに合わせた予防ケアに力を入れています。お口の中を徹底的にきれいにしながら、大切な歯を虫歯や歯周病からお守りします。

歯の専門家によるPMTC(Professional mechanical tooth cleaning)や、プロが指導するブラッシングなど、さまざまな予防ケアメニューをご用意しています。なかでも口臭測定器を使った口臭治療は、口臭が気になる方におすすめしています。

ここでは、いぐち歯科クリニックの予防ケアについてご説明します。

PMTC:歯の専門家が行う本格的な歯のクリーニング

  • 歯のクリーニングで虫歯や歯周病を防ぐ
  • 施術後、お口の中に爽やかさが広がる

お口の中には虫歯菌や歯周病菌など、無数の細菌が潜んでいます。これらはお互いに結びつくと粘着性のあるバイオフィルムになり、そこにプラークが付着すると虫歯や歯周病を引き起こします。

バイオフィルムは歯磨きでは落ちません。いちばん効果的なクリーニングは歯科医や歯科衛生士が行うPMTC(Professional mechanical tooth cleaning)です。PMTCはプロによる歯のクリーニングです。専用器具を使い、 歯の表面の汚れ、歯周ポケット内側の歯根の表面に付着している歯石やバイオフィルムを徹底的に取り除いていきます。

処置後はフッ素入りジェルで歯の表面をコーティングし、トリートメントしますので、舌触りが滑らかになり、お口の中にはミントのような爽やかさが広がります。

定期的に行えば、虫歯や歯周病予防にもなります。虫歯になりやすい方、あるいはメンテナンス中の方は、ぜひ一度お試しください。

エアフロー:ジェット噴流で歯の汚れを除去(ヤニ取り)

  • ウォータースプレーで歯の汚れを落とす

歯の表面にこびりついた歯石は、スケーラー(歯石を取る金属の器具)では完全に取り除くことができません。無理に汚れを落とそうとすると、歯や歯肉を痛める原因になります。そこでおすすめしたいのが、ジェット噴流を使った「エアフロー」です。

これは水と塩の粒子をウォータースプレーで吹きつけ、歯の表面に付着したしつこいプラーク(歯垢)やたばこのヤニ、コーヒーなどの汚れを吹き飛ばしていくもの。使用後は歯の表面がツルツルし、汚れの再付着も防いでくれます。

なおホワイトニングやPMTCなどを行う前に使用することで、治療効果を最大限に引き出してくれます。

プロが教えるブラッシング指導

  • プロによる歯磨き指導

だれにでもできる簡単な虫歯予防は、毎日の歯磨きです。とはいえ歯磨きがうまくできないと汚れが残り、そこから虫歯になってしまいます。

そこでおすすめするのが、プロが教えるブラッシングです。歯科衛生士がその場で歯を磨きながら、歯ブラシのあて方や正しい動かし方を指導していきます。ほとんどの方は数回の施術でコツをつかみ、歯磨き上手になっていきます。

患者さんからは「歯磨きの仕方が上手になった」「プロに磨いてもらって気持ちいい」と喜ばれています。歯磨きに自信のない方は、お気軽にお問い合わせください。

デンタルフロスの重要性

  • 磨けない歯と歯の間は要注意!
  • デンタルフロスの使用を習慣化しましょう

虫歯というと、奥歯の溝にできやすいイメージがあるかと思いますが、歯と歯の間も虫歯になりやすいです。歯と歯の間は物理的に磨けないので、それは当然です。だからといって何もせずにいたら、虫歯になるだけです。

そこでぜひご活用いただきたいのが、デンタルフロスです。これは無数の細かい糸が束ねられてひとまとめになったもので、歯と歯の間の清掃に使います。歯と歯の間に入れ、歯の側面に沿わせて上下に動かして汚れを落とします。 これにより虫歯の予防効果が大幅に上がります。歯ブラシと合わせ、効率的に虫歯を予防しましょう。

必要な長さに切って使うもの、ホルダーにフロスが付いているものがあるので、清掃部位などに合わせて使い分けるとよいでしょう。

お口の健康状態がすぐわかる唾液検査システム

  • たった10秒うがいするだけ!
  • お口の病気予防への近道

いぐち歯科クリニックでは、ライオン歯科材株式会社が提供している「SMT唾液検査システム」を導入しています。この検査により6項目の唾液因子を測定でき、歯と歯ぐきの健康状態、口腔清潔度がわかります。

患者さんには、3mlの洗口用水をお口に含み、お口全体に行きわたるように10秒間洗口していただきます。その吐出液を採取し、専用機器と試験紙を使って測定します。測定時間はわずか5分です。 測定結果が書かれたシートが出てきて、お口の中の健康状態や清潔度がわかるようになっています。

お口の中に多い菌の種類、虫歯のなりやすさなどを把握することで、その方に合った予防法をご提案しますので、効率的にお口の病気予防ができます。